なにわの伝統野菜に「馬場なす」と「貝塚澤茄子」が新たに追加されました!
2023年05月18日大阪府では、府内で約100年前から栽培され、歴史・伝統をもつ大阪独自の品目について、「なにわの伝統野菜」として認証する制度を2005年に創設しました。
その「なにわ伝統野菜」に「馬場なす」と「貝塚澤茄子」が新たに追加されました!
馬場なすは大正時代に泉州地域の山間部を中心に栽培が広がったとされ、現在は貝塚市の馬場地区やその近辺で栽培されています。一般的ななすより短く、細長い形が特徴です。
貝塚澤茄子は明治時代に栽培が始まった現在の泉州水なすの原種となる品種です。大阪府下での栽培が一時は途絶えましたが、新潟県の生産者から苗を譲り受けた貝塚市の農業者により栽培が復活しました。
巾着袋のような形が特徴で、泉州水なすよりも色素が薄い見た目になります。えぐみも少なく、果肉も緻密で水分量を多く含んでいます。
吉村洋文知事は記者会見で「素晴らしい伝統野菜を知っていただきたい。万博でも紹介できれば」と述べました。